漫画バビロン 大富豪の教え

お金の話

設定

ストーリーは現代から始まります。現代の元大学教授・考古学者の大場拓哉という人物が登場します。

この人奥さんとも分かれて、子供の親権は奥さんにあり、借金もある状態。

そんなときに友人からバビロンの粘土板の解析を頼まれます。

ここから粘土板にかかれている物語が始まっていきます。

あらすじ

それでは、あらすじを紹介していきます。

黄金に愛される七つ道具

時は紀元前18世紀から4世紀頃、イラクのあたりに存在した国が舞台になります。

主人公は、武器職人の息子バンシルという少年です。ある日、バビロンの大富豪アルカドに金持ちになる方法を聞きに行く所から物語がスタートします。

最初にバンシルがアルカドに問われるのは、「金持ちとは何か」。お金をいっぱい持っている人でありません。アルカドは、お金持ちとはお金の増やし方を知っている人だというのです。

まずは知識を身に着けることが大事ということです。

アルカドは、お金についての授業をしており、そこにバンシルも参加します。 そこで教えてもらうのが、「黄金に愛される七つ道具」です。

収入の十分の一を貯金せよ

収入より消費が減れば確実に貯蓄が貯まっていきます。

欲望に優先順位をつけよ

十分の一を貯蓄し、残りの十分の九で叶わない欲望は切り捨てよう。

人間の欲望というのは際限がないもの。欲望に優先順位をつけて、優先順位の低い欲望は切り捨てれば、生活水準を変えずに貯蓄ができます。

そうすれば、一番やりたいことのためにお金を使うことができますとアルカドは言っています。

蓄えた金を働かせよ

お金を借りる方ではなくて、貸す方になりましょうと言っています。 定期的にお金が入ってくる仕組みこそが本当の財産だと。

危険や天敵から金を堅守せよ

変な儲け話に引っかからないように、迷った時は、その道に長けた人に相談することが大切です。

より良きところに住め

ただ安くて広い借家に住めばいいとわけではない。住居は幸せな生活と密接に関わっており、そしてその幸せは貯金を増やすモチベーションになる。

住居への支払いは心を豊かにする投資と言える。

今日から未来の生活に備えよ

毎月少しずつでも金を積み立てていけば、老人になって動けなくなった自分や、自分が死んだ後の家族に貯えを残すことができる。

自分こそを最大の資本にせよ

知識を手に入れたら、とにかく動こう。

勝利の女神は、行動した人間にこそ微笑む。

「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則

バンシルはアルカドに言われて旅に出ます。その時に、アルカドに渡されるのが、金貨と知恵の袋を1つずつ貰います。その時に不思議な約束をします。それは知恵の袋は金貨の袋がなくなった時に見るという約束です。そして、金貨の袋をもう一つ増やすまでは帰ってきてはいけないという厳しい条件です。

旅に出てすぐに、バンシルは騙されてお金を半分奪われてしまいます。その後残ったお金で宝石業を営みますが、相棒にお金を使い困れ、あえなく破産。文無しになったバンシルは、知恵の袋を開けます。そこに書かれているのは5つの黄金法則です。5つの黄金法則とは、七つのどう道具をさらに昇華させた「真理」。失敗しないと意味が分からないから、失敗した後で見なさいという意味で、アルカドは金貨の袋が空にならないと見てはいけないと言っていたのです。

法則1

家族と自分の将来のために収入の十分の一以上を蓄える者の元には黄金は自らを膨らませながら、喜んでやってくるだろう。

法則2

黄金に稼げる勤め先をみつけてやり持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように賢明ならば黄金は賢明に働くことだろう。

法則3

黄金の扱いに秀でた者の助言に熱心に耳をかたむける持ち主からは、黄金が離れることはないだろう。

法則4

自分が理解していない商い、あるいは、黄金の防衛に秀でた者が否定する商いに投資してしまう持ち主からは黄金は離れていくだろう。

法則5

非現実敵な利益を出そうとしたり諜略家の甘い誘惑の言葉にのったり己の未熟な経験を盲信したりする者からは黄金は逃げることになるだろう。

守るべき者を持つ屈強な壁になれ

バンシルは、5つの黄金法則を知った後、新たな出会いがあり、投資事業を始め、軌道に乗ったため、当初の目的をクリアします。そしてバンシルはバビロンに帰還します。バンシルは師匠のアルカドに認められて同志になります。

ある日、バビロンに敵が攻めてきます。その時に、アルカドがバンシルの変わりに死んでしまいます。その時にバンシルに最後の教えをします。

「守るべき者を持つ屈強な壁になれ」です。

アルカドは、何か一つ守りたいものを持て。それこそが自分を成長させてくれる礎になる。それさえあれば、人は何度でも戦える。とバンシルに教えます。

その戦争でバンシルはアルカド以外にも両親を失い借金を背負い、また一文無しになってしまいます。それからまた素敵な出会いがあり、なんとか立ち直り、大富豪への道を歩んでいきます。「借金」や「仕事」についてもこの本は教えていますが、この記事では省略します。気になる方は是非読んでみてください。

ちなみに、最初に出てきた大場拓哉さんも黄金法則を知ってから、着実に成功していき、家族ともやり直すことになります。

感想

全編漫画なので、すごく読みやすいです。

そのうえで内容はしっかりしているので、すごく勉強になりました。

すぐに読めるので、興味持った方は読んでみてください。

タイトルとURLをコピーしました